SSブログ

東住吉事件の怪しい所は保険金を子供にかけていたことだが

東住吉事件で服役中だった被告2人が再審が認められ、本日10月26日14時に無期懲役刑が停止されると同時に釈放されました。
これによって、晴れて「元」被告となる事ができたのです。

釈放されたのは、青木恵子さんと内縁の夫の朴龍晧(ぼくたつひこ)さんの2人です。

ひたすら無実を訴え続けた2人ゆえ、冤罪の可能性が非常に高いと思いましたので、個人的にはとても嬉しく思います。

ですが、それと同時に、ネット上では未だに
「子供に保険金をかけるなんて怪しい」
「保険金目的だろう」
との声が聞こえます。

多額の保険金をかけた事が怪しいと思われる動機ですが、実は自らの意思でかけたのではなかったのです。






保険は知人から勧められた


長女に1500万円もの死亡保険金をかけていた事が怪しいと思われる根拠です。
長女が亡くなった時に、親である青木恵子さんに1500万円が入るという事です。

確かにこれは怪しいと思われてもしょうがないことです。
普通は逆です。
親が亡くなった時に、子供に保険金がおりる様にするのが通常でしょう。

しかしこの保険金は、実は自分の意思で能動的に加入したものではないのです。
知人の保険屋から勧められたものなのです。

知り合いに保険屋がいらっしゃる方ならご存知でしょうが、結構勧誘してくれるものなのです。

おそらく
可愛い娘さんが亡くなった時に、お金があればそれがかなりの慰めになる
といった言葉で勧誘されたのでしょう。

それで付き合い等で断れなくなってついつい加入したのでしょう。
確かにつらい事があっても、お金があればそれが慰謝料になるのは事実です。

怪しい部分もある


とはいえ怪しい箇所も多々あるのが事実です。

借金があった


実は内縁の2人には借金があったのです。
どちら名義での借金かは不明です。

いくら知人に勧められたとはいえ、借金があり生活苦の状態で1500万円もの保険に加入したのは疑われる要素ですね。
毎月1万円近い掛け金を支払わなければならないはずですので、かなりの負担となります。

新築マンションを購入した


1995年1月に、マンションを購入しました。
しかも新築です。
生活が苦しいなら、中古でも十分のはずです。

そして事件発生したのが同年7月22日。

さらにマンションの手数料の支払日が、その2ヶ月後の9月に迫っていたというものです。

こういった事は、決して物的証拠ではありませんが、一般的には十分怪しいと思われる要素です。

しかし、こんな状況的証拠だけで罪に問われるなら、誰も借金をしてまで各種サービスの購入をしなくなるでしょう。
そうすると経済がますます回らなくなります。






疑わしきは罰せずの徹底が必要


今回再審がようやく認められました。
これはとても喜ばしい事です。

青木恵子さんの笑顔は、自分が無罪だと心の底から思っているようでした。

物的証拠が何もないのに状況的証拠だけで罪を問うなど、一体何世紀前の政治でしょうか?

痴漢冤罪にしても同じです。
防犯カメラでによって、片手がつり革、もう片手がスマホというのが撮影されているのにもかかわらず
両手が使えなくても触る事は可能だったはず
という、訳の分からない事をいって有罪にする裁判官もいます。

毎月の様に新しい法律が施行され、国民はそれに従わなければなりません。
その代わりに、疑わしきは罰せずを徹底してもらう必要があります。
それがギブアンドテイクというものです。






東住吉事件 関連記事




オススメ記事



コメント(0)  トラックバック(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。