SSブログ

澤穂希はめまいで優勝を逃していた!良性発作性頭位めまい症の治療法は時間経過のみ

サッカー女子日本代表なでしこジャパンの顔ともいえる澤穂希(さわほまれ)選手(37)。
その偉大な実績を称え、FIFA最優秀選手賞等を受賞しましたが、好事魔多しで
「良性発作性頭位めまい症」(りょうせいほっさせいとうい)という病気を発症したのです。

このめまいは周りの景色が歪んで目の焦点も合わず、フラフラするという症状が現れます。
エース澤穂希選手にこのめまいが発症した事によって、アルガルヴェ・カップ2012の優勝を逃したという経緯があります。






人生のピークともいえる2012年初頭


澤穂希は、2012年の年明けの1月9日、男女を通じてアジア人で初となる「FIFA女子年間最優秀選手賞」を受賞しました。
これは2011年の活躍に対して送られる賞です。

そして同月27日には、日本国内でプロ・アマ・男女を問わず最も活躍したサッカー選手に贈られる「日本年間最優秀選手賞」を受賞しました。
こちらの賞も2011年に最も活躍した選手と判断した選手に対して贈られます。
有効投票202票のうち、138票も得てのダントツの受賞でした。
2位の長友佑都が14票というのを考慮すると、いかに万人に支持されたというのが分かりますね。

これだけの評価を獲得し、人生で最も輝いているといっても過言ではない時期でした。
しかし好事魔多し、約1ヶ月後の2月29日~3月7日にイギリスで開催された「アルガルヴェ・カップ2012」へ参戦中に、良性発作性頭位めまい症を発症する事になるのです。

2012年3月に発症


2月29日に行われた第1戦の段階ではまだめまいの症状がなかったので出場し、対戦相手のノルウェーに勝利する事ができました。

しかし3月に入り、冒頭で述べた良性発作性頭位めまい症の症状が発症したのです。
澤選手は風邪に似た症状と思ったそうです。
大事をとってその後の試合には出場しませんでした。

澤選手不在の日本チームは、準決勝のアメリカ相手には何とか辛勝しました。
しかし決勝の相手ドイツには、惜しくも敗れたのです。

もし澤選手が活躍できたら、優勝もあったかもと思うと非常に残念です。






良性発作性頭位めまい症の発症原因


内耳にある耳石(じせき)というものが衝撃やストレスや加齢等で剥がれ落ち、三半規管に入り込み刺激する事が原因なのです。

三半規管は、平衡感覚をつかさどる器官として有名です。
その三半規管を耳石が刺激するので、めまいの症状が起こるわけです。

治療方法


これといった治療方法はありません。
逆に言うと時間が経てば勝手に治るのです。

剥がれ落ちた耳石というのは、時間とともに内耳に再吸収されます。
吸収されれば三半規管を刺激する事はなくなるので、めまいの症状は起きなくなります。

良性発作性頭位めまい症にかかったスポーツ選手


2000年のシドニーオリンピックで銀メダルを獲得された、シンクロナイズドスイミングの武田美保は、1999年夏に22歳の若さでこの病気が発症しています。

澤選手も30代半ばの若さで発病しました。
あまり年齢は関係ないのでしょう。
なので、もしこの病気にかかったとしても「もう年だ」と悲観する事はないという事です。






良性発作性頭位めまい症 関連記事




オススメ記事



コメント(0)  トラックバック(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。