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日本生命に買収される三井生命の契約内容は無事!安心してください


生命保険「元」最大手の日本生命が、国内第8位売上高の三井生命保険の株式を取得、つまり買収に向かって検討している事が分かりました。

「元」がつく理由は、日本生命は戦後よりずっと君臨していた保険料収入(売上高)首位の座を、今回初めて明け渡したのです。

こういうニュースを聞いて一気に青ざめるのは、
「買収される生命保険会に、長期間多額の金銭を預けるプランの契約をしている人」
でしょう

例えば三井生命に「60歳まで払い込む個人年金」の契約をしている人ですね。
そしてすでに何百万円か払った状態だったりしたらなおさらです。
「私のお金はどうなるんだ?」
と契約した保険外交員に問い詰めたくなります。

でもご安心ください。
今回は倒産でも吸収でもなく、買収です。
つまり三井生命が日本生命の傘下になるだけです。

ですので、三井生命と契約している人は、心配しなくて大丈夫です。






日本生命が三井生命を買収した理由


前述のとおり、日本生命は長きに渡って売上高(保険料収入)ナンバーワンを保ってきました。
ところが2014年度の売上高ナンバーワンとなったのが、第一生命なのです。

国内生命保険大手9社は全て3月期決算です。
2015年3月決算での売上高(つまり2014年度売上高)は下記の様になりました。
  1. 第一生命5兆8822億円
  2. 日本生命5兆3371億円
  3. 明治安田生命3兆4084億円
  4. 住友生命2兆5971億円
  5. 三井生命5451億円
日本生命としては、プライドにかけて売上高首位を奪還したいはず。
よって5451億円の売上高を持つ三井生命に白羽の矢を立てたのでしょう。

三井生命を買収し、さらに企業努力をすれば首位に返り咲くことも可能ですから。

しかし売上高がちょうど
第一生命 = 日本生命 + 三井生命
となっているのが奇遇ですね。






個人年金の契約をしていた千代田生命が破綻した


各種生命保険をかけている方が心配なのは、生命保険会社が倒産した場合でしょう。
それまで払った金額はどうなるんだと、詰め寄りたくなります。

私は1994年に千代田生命の個人年金に加入しました。

千代田生命が当時相当な不良債権をかかえているのは分かっていましたが、付き合いで断りきれなくて加入したのです。
年間7万円位の掛け金だから、最悪倒産しても何とかなるだろうという安易な考えでした。

そして案の定2000年に経営破綻しました。

「6年間で払い込んだ42万円はいったいどうなるんだ」
と心配で心配で夜も眠れなかったのですが、2001年にAIGスター生命株式会社へ包括移転される事によって契約は存続できる事になり、一安心しました。

しかしAIGスターは、生命保険会社なのに「株式会社」なんですね。
外資系(?)だからでしょうか?
日本の生命保険会社は「相互会社」のはず。

そしてその後AIGスター生命は、2012年にジブラルタ生命保険株式会社へ吸収合併され現在にいたっています。
気になる個人年金の払い込みですが、千代田生命時代に払っていた金額と同額を毎年払っています。

そんな流れなので、倒産してもとりあえずは安心ではないでしょうか。

今加入している保険が心配な方は、違約金を何割かとられても解約するのがリスク回避かもしれません。

そして何より加入する際は実績をよく確認して、安心できる保険会社を選ぶのが1番の心構えです。








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